2009年03月13日
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何と無料・年代順の2万5千分の1地図を切り替えながら閲覧できるソフト「今昔マップ2」

Written By: 川俣 晶連絡先

 昔からのいろいろな事情でベクターのIDを持っていて、ベクターからニュースレターが届くのですが、何気なくそれを見ていてびっくり。

今昔マップ2 地形の歴史の流れを、時代を追って確認できる“時系列地形図閲覧ソフト”より

「今昔マップ2」は、時間軸を移動し、時代ごとの変化を見比べることのできる地形図閲覧ソフト。首都圏、中京圏、京阪神圏の三地域の地図を時系列に沿って閲覧できる。首都圏は明治時代の2万分の1地図と大正時代以降の2万5000分の1地図、中京圏と京阪神圏は大正時代以降の2万5000分の1地図を表示させることが可能。スクロールで表示範囲を移動したり、ズーム機能で縮尺(表示倍率)を変化させたりすることもできる。

(中略)

国土交通省の「オルソ化空中写真」や国土地理院の「ウォッちず」、歴史的農業環境閲覧システムの迅速測図のデータを取得することが可能

 実際に落として使ってみましたが、本当に動きます。

 同じ場所を表示しつつ、年代ごとの地図を切り替えて見ることができます。

 しかもタダです。

 地図込みでタダです。

 ライセンス的に大丈夫か……と思いましたが、しっかりと承認を得ていました。

この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の2万分の1地形図、2万5千分の1地形図、数値地図25000(地名・公共施設)、数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平20年業使、第160号、255号)

 確かに、地図の縮尺が2万5千分の1と今ひとつ物足りなかったり、オルソ化空中写真等も解像度が低めだったりしますが。全部タダで、しかもワンタッチで複数の地図を切り替えながら同じ場所を見ることができるメリットの前ではとりあえず横に置いておけます。広範囲を見ながらあたりを付けるには、この程度で十分、というか十分すぎるほど強力です。

 とりあえず、東京方面(や他の都市圏)の歴史と地図好きなら、基本ツールとして1本持っていると良いソフトだろうと思います。

本家のサイトは §

 本家のサイトはここにあります。

注意 §

 ダウンロードしてインストールしたソフトにはほとんどの地図は含まれていません。そのため、少し操作するとすぐ地図が出なくなります。この場合は、「オフライン」ボタンをクリックしてオンラインに切り替えると、自動的に地図をダウンロードして表示するようになります。

 これが分からず、最初は地図が出ずに焦りました (汗。

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